3年生 吉中智美さん

入学後、思い描いていたイメージとのギャップはありましたか?

1年生からしっかりと実技を学べるということに驚きました。 入学前のイメージでは、1年生は基礎知識を固める座学がほとんどで、実技はないと思っていたのです。 ですが、実際は1年生の早い段階から作業着を着用して機械を動かしたり、ネジを切ったり、設計したりなど、 手と体を動かしながら、ものつくり の実技体験をすることができます。 また、神奈川大学の工学部機械工学科には授業のほかに色々なものつくりのプロジェクトもあり、 早い段階から実技を通してものつくりの楽しさを学べるので、とても良い経験になりました。

神奈川大学の工学部機械工学科の魅力とは?

選択肢がとても多いところです。機械工学科には良い意味で「コレを学ばなければならない!」というような堅苦しい縛りがありません。 私は現在、制御工学について学んでいるのですが、それ以外にも自動車や飛行機、ロケット、素材、ロボット、エネルギーなど、さまざまな分野の講義や研究室があります。 ただ漠然と「ものつくりを学んでみたい」そう思っている人でも、神奈川大学の工学部機械工学科に入学すれば、 深く学び、研究してみたいと興味の湧いてくる分野が見つかるはずです。 私もかつては「絶対にコレを専門的に学びたい!」と心に決めて入学をしたわけではありませんが、 沢山の選択肢に早い時期から触れることで、今では制御工学についてもっと深く研究してみたいと思っています。 現在大学3年生ですが、4年生で就職活動をする予定はありません。大学院に進学して自身の専門分野をさらに突き詰めていきたいです。

大学生活で一番打ち込んだことはなんですか?

宇宙エレベータープロジェクトへの参加です。 1年生のときからこのプロジェクトに参加をしており、「未知のものを研究・開発することの楽しさ」を日々感じています。 宇宙エレベーターとは、エレベーターに乗るように誰でも簡単に宇宙へ行けるようになるという装置です。 自動車や飛行機、ロケットなどのように、既にある程度の技術が確立しているものと違い、宇宙エレベーターには確立された規格がありません。 そのため自分たちで自由に考え研究・開発ができます。そのぶん 困難も多いですが、未開の分野を自分たちで切り開いていく喜びや楽しさはとても大きいです。 宇宙エレベータープロジェクトでは、年に1~2回開催される競技会に向けてクライマーと呼ばれる試作機を製作します。 その際に他大学との技術交流やワークショップの開催などもあり、実体験を通して成長することができます。